2007年10月07日

建物調査劣化診断:シーリング材劣化調査

神奈川県相模原市 2007年10月 調査・診断: (有)A tempo

またまた、建物調査劣化診断をしています。
前回の建物では、コンクリート強度付着強度試験を紹介しました。

今回の調査では、シーリング材劣化調査を紹介します。

シーリング材とは、

サッシ回り・プレハブ材の接合部・建築物の目地回りに充填するゴム状物質、合成樹脂などの総称。油性コーキング・弾性シールなどがあります。

リフォーム用語辞典 より

・シーリング材の3要件は

 @建造物の水密性・気密性を付与できる材料であること
 A目地の動きに追従できること
 B耐久性にすぐれていること
                         などがあげられます。
シーリング材の分類

シーリング2

劣化が進行しているシーリング材を剥ぎ取って、成分変化を調査します。調査結果は後日。
写真のシーリングは、建物の動き(沈下)が大きすぎて、追従できていません。ひび割れが生じています。

シーリング6    シーリング9    シーリング13

シーリング材は主に紫外線・オゾンにより劣化が進行します。劣化しますと、白い粉状の物が浮き出ます。(チョーキング)

劣化が進行すると防水性能が低下し、雨漏れの原因となります。

シーリング8   シーリング5

剥ぎ取った後には、新しいシーリング材(1成分形変性シリコン系)を充填します。

シーリング3     シーリング4

シーリング10  シーリング11  シーリング14




シュミットハンマー試験はコンクリートの打ち放し面がむき出しになっている所で、作業空間のあるところを見つけるのが意外と大変です。

シュミットナンマー4

シュミットナンマー3  シュミットナンマー2  シュミットナンマー1

打点数分の試験データが棒グラフで示されます。



関連記事:建物調査劣化診断:付着強度試験
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posted by アテンポ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 建物維持管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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