水道局は増圧ポンプシステムが、これほど普及してくるとは想定していなかったようです。
各行政の予算措置面の事情等に関係しますが、想定以上に増圧ポンプシステムが増えている地域、及びこれから増える可能性が有る地域で、各水道局は給水本管の瞬時流量性能を増大させる施策に頭を痛めている様です。
本管サイズを大きく更新する事はすぐには無理で、膨大な予算を必要とします。たぶん比較して安くて済む、供給水圧力を増大させることで対応しようとしているようです。この地域では、以前の0.25MPが倍以上の0.55MP以上に設定されていました。
そうなると、特に給水本管圧力の増大の影響をもろに受ける戸建て住宅では、例えばシングルレバーでのウォーターハンマー現象が増え、大便器のボールタップの耐久性に問題が生じる可能性が有ります。
受水槽システムにもFMバルブの先にボールタップがありますから、減圧弁の設置を指導している訳です。

