神奈川県相模原市 2007年5月 文責: (有)A tempo
非常に稀な加圧ポンプシステムです。
マンションの地下1階にある駐車場の床下ピットに受水槽が設置してあり、その中にあるステンレス製の水中ポンプです。

下の写真は、駐車場レベルのポンプ室(になる予定だった)にある加圧ポンプユニットからポンプを取り除いた、加圧制御部分です。防振架台は余分ですが。


どうしてこうなったかを推論します。
ポンプ室は制御部分だけにしては広すぎるスペースでしたので、おそらく普通の加圧ポンプセットが設置される予定だったのですが、下の受水槽からの吸い込み揚程に不安(4m程度)があった為に地上ポンプにしないで水中ポンプを採用したものと推察されます。
本来は、受水槽の底面レベルに加圧ポンプ設置スペースを計画すべきです。
水中ポンプの場合、故障した場合のポンプ取替えに際しては水槽を空にしなくてはならないので、メンテナンス上はお勧めできません。
いろいろなシステムがあるものですね。
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