舞台上の演奏者との一体感を感じることができ、音響的にも優れたホールでした。

左右が微妙に非対称なワインヤードタイプ(サントリーホールと同じ)です。
非対称とするのは音響的に理に適っていると思います。初期反射音が不規則な方向から絡み合ってよい結果をもたらしそうな気がするからです。

豊かな響きは、直接音に僅かに遅れた反射音の密度が濃いほど高まります。遅れすぎるとエコーに感じますから、僅かというところが微妙に大事です。
このホールはどの客席でも点数の高い響きになっていると思います。まあ気がするだけですが。

面白いですね。
東京アマデウス管弦楽団は、東大オケのOBを中心とするオーケストラで、何度か聞かせてもらっています。今回ミューザというホールにも関心があったので久しぶりに聞きました。
ブラームスの3番とヒンデミットの「画家マティス」、指揮:現田 茂夫 でした。
「画家マティス」は初めて聞く曲でしたが、さすが・・・と感じる演奏でした。
ブラームスは少し元気の無い「引込み思案」を感じました。
意中の人に思いを打ち明けられない時期に作曲された曲だそうです。
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ゲルハルト・ボッセ≒近衛秀麿