神奈川県相模原市 2006年8月 文責: (有)A tempo
以前、三菱電機製電気式“浴室換気乾燥機の火災事故”について記事に述べましたが、電気式だけでなく、温水式の浴室暖房乾燥機にも火災事故が起きています。
(株)ハーマンのリリースより
弊社では下記の製品名及び販売期間に該当する浴室暖房乾燥機におきまして、機器の構造に施工作業への配慮不足があり、設置工事の際にまれに機器に付属の電源線に傷がつき、経年のご使用により被覆が発熱・発火し、機器が焼損する可能性があることが判明致しました。配慮不足の内容(中継線がカッター等による損傷を受けやすい状態)は、他の機種でも起こり得る事を示しています。細心の注意を払って施工する必要がありますし、施工者の責任のほうが重いかも知れません。
該当製品:浴室暖房乾燥機
● FD2809F2
● FD2809F3
● FD2809J2
● FD2809J3
(販売期間 2000年12月〜2006年3月)
なぜ漏電ブレーカが働かなかったのかが疑問です。
OEM供給をうけているノーリツのリリース
東京ガスのリリース
大阪ガスのリリース
7月に部品交換作業を実施した大阪府下の集合住宅におきまして、浴室火災が発生いたしました。関連記事:浴室暖房乾燥機、部品交換後に火災 使用中止呼びかけ アサヒコム
電気式浴室換気乾燥暖房機については、経済産業省が施工業者等に対して点検の早期実施を要請しています。
もし浴室換気乾燥暖房機をお使いのご家庭は、製品をご確認の上、使用中止・点検依頼のアクションを採ってください。
排気ダクトが正常に繋がっているかどうかもついでに見てもらった方が良いですよ。
関連ニュース:浴室暖房乾燥機出火、全機能使用中止で苦情殺到 読売新聞
浴室乾燥機出火、部品交換が原因の可能性 メーカー発表 アサヒコム
「浴室暖房乾燥機/点検完了」までのご使用に関するお願い ノーリツ
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