2011年06月25日

マンション共用給水立主管の更新

マンションの共用給水立主管はPSやメーターボックスにあり、通常元の位置のままでは更新できませんが、1日1本づつ交換すれば更新できます。

立管切替.JPG

     4階横主管からの取り込み部分(天井)

既設の塩ビライニング鋼管は、継手のところで錆びこぶが発生しており、赤水の原因となっています。

IMG_1460.JPG
新設するステンレス製立主管は、切断した立主管(塩ビライニング鋼管)の内側に通すことが可能となる階もあります。

新設する量水器ユニット廻りは、ステンレス製のフレキを採用しています。立主管1本1フロアに2住戸がぶら下がっていますが、朝9時にスタートして、夕方4時ころには10階分の立主管1本が更新できます。
7人程度での施工が、ちょうど効率が良いようです。

左の写真は、2階のメーターボックス内です。

新給水システムからの給水に切り替わっています。
専有部分の給水管からはいったん抜水され、再給水するときに既存スケールが剥がれます。どこから水を使い始めるかに注意してもらわなければなりません。

新しい給水立主管は、ステンレス管で、継手は施工の速さと確実性を狙って、アバカス継手としています。
コストは、拡管式と同程度で、拡管機が不要となります。

立管切替2.JPG



IMG_1522.JPG既設管材の廃材は発生しますが、仮設給水管は設けていませんので、地球にやさしくコスト面でも有利な更新方法です。

一つ注意点があります。
立系統のバルブが劣化により閉まらないことがあることです。
IMG_1521.JPG


この場合短時間全棟断水して閉止しなければなりません。








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