4階横主管からの取り込み部分(天井)
既設の塩ビライニング鋼管は、継手のところで錆びこぶが発生しており、赤水の原因となっています。
新設するステンレス製立主管は、切断した立主管(塩ビライニング鋼管)の内側に通すことが可能となる階もあります。
新設する量水器ユニット廻りは、ステンレス製のフレキを採用しています。立主管1本1フロアに2住戸がぶら下がっていますが、朝9時にスタートして、夕方4時ころには10階分の立主管1本が更新できます。
7人程度での施工が、ちょうど効率が良いようです。
左の写真は、2階のメーターボックス内です。
新給水システムからの給水に切り替わっています。
専有部分の給水管からはいったん抜水され、再給水するときに既存スケールが剥がれます。どこから水を使い始めるかに注意してもらわなければなりません。
新しい給水立主管は、ステンレス管で、継手は施工の速さと確実性を狙って、アバカス継手としています。
コストは、拡管式と同程度で、拡管機が不要となります。
一つ注意点があります。
立系統のバルブが劣化により閉まらないことがあることです。
立系統のバルブが劣化により閉まらないことがあることです。
この場合短時間全棟断水して閉止しなければなりません。
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ラベル:共用給水立主管