2003年以降に出荷したサッシ窓の一部商品だそうです。
延焼ラインに掛かる窓にこのサッシが設置されているお宅は、建築基準法(耐火時間20分)を満足するサッシに交換するか、防火シャッターを外部に増設しなければなりません。
国の抜き打ち調査によれば、室外側からの火では8分50秒、室内側からの火では12分15秒でガラスが割れたそうです。

アルミ樹脂複合サッとは、表がアルミで室内側が樹脂製となっているサッシです。対象となる製品かどうかは、品番を貼ってあるラベルで確認するか図面仕様で確認して、メーカーに問い合わせると分かるでしょう。
約1万棟で窓の改修が必要となるようです。
修理については、請負契約先か売主と交渉すると良いでしょう。各メーカーが、住宅エコポイントで稼いだ分を使って費用負担すると考えられます。
国交省は、2011年2月24日制度運用の不備を認める発表をしました。
社団法人「カーテンウォール・防火開口部協会」が国から基準認定を取得し、各メーカーはその規格に沿った商品を造るはずであったものが、どうゆう訳かそうなっていない製品が出回る仕組みになっていたようです。
仕組みに不具合があるので、その他メーカーの製品へも広がる予感がします。
関連情報:サッシ、3万棟で耐火不足 大手5社で国の基準下回る asahi.com2011/3/9

サッシメーカーの「YKK AP」「新日軽」「不二サッシ」の3社が、国の耐火基準を満たさないサッシ窓を出荷していたことが国土交通省の調べでわかった。
現在は、サッシ窓が国の耐火基準を満たしているか否かは業界団体が書類だけで審査している。業界団体の承認を受ければ商品を出荷できるため、費用負担を嫌うメーカーは出荷前の耐火試験をほとんどしていないという。
asahi.com 2011/3/9より