と言う記事を読みました。

このホールは、最も想い出深いホールです。
演奏者としての力不足を長年に亘りもっぱらこのホールの音響性能の所為にして来ました。
贖罪の為、一時期研究者としてその音響改善をテーマとして取り上げました。
このホールの音響面の欠点は、直接音の次に到達する第一反射音までの時間が掛かり過ぎていることに在るようです。エコーに感じる程では在りませんが。
今でも昔のままかどうかは分かりませんが、舞台の上にある、ひつじ雲のような反射板は、デザインはともかく音響的にはあまり意味は無いようです。
ここの舞台で演奏すると、緊張感と共に孤独感を味わいます。他のパートの音が聞き取りにくいのです。おかげで、エロイカの3楽章のオーボエソロのとき、1小節遅れて吹き始めたことがあります。(・・・あれ?、大阪でしたっけ。)
スタジオミュージシャンの私としては、致命的に不得意とする舞台でした。

(京都コンサートホール、ホームページより)
演奏者が気持ち良く演奏できないホールは、音楽ホールとしてはその評判が上がりません。京都コンサートホールにその地位を奪われたようです。
このたび京都会館は、大改修して出直すことになったようですが、立派に生まれ変わってほしいと切に願う者です。
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京都会館再整備に関するパブリックコメント
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