弊社が建物維持管理している23戸のマンションにて、1年前受水槽と加圧ポンプを撤去して、
増圧ポンプを新設いたしました。
今回、その増圧ポンプの定期点検を行いました。
特別な異常も無く安心いたしました。
増圧ポンプ方式は、低層であればポンプ故障時や停電時も、本管圧力により全面断水しないので、少し安心です。
反面、故障に気がつかない可能性もあるので、定期的な点検が必要になります。
増圧ポンプ方式へ改修するには、建物の瞬時給水量に対応できるだけの地域給水施設と給水本管の能力が必要となるため、水道局での調査・調整が欠かせません。水道局によって戸数の上限等の規制をしていますので注意が必要です。
増圧ポンプセットの中は、立型ポンプ(インバータ方式)が採用されており、これまでの加圧ポンプと比べると非常にコンパクトになっています。
本件の受水槽の跡地はまだ有効活用はされていませんが、未だ受水槽が設置されているあらゆる建物は、土地の有効活用と衛生面の向上を図るため、増圧ポンプへの改修が望まれます。
2008年/8月の点検の様子です。


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